人とみどりが出会う場所へ。ポケットパーク「ComGardenミモザ」オープンレポート

2026年6月27日に開催された「Summer Festival Hokoten」(主催:大阪船場繊維卸商団地協同組合、後援:箕面市、大阪大学)
当日は、「ComGardenミモザ」の花苗植えイベントをはじめ、近隣住民の方々との交流や、大阪大学の学生さん達によるステージイベントが行われました。
まちに集う人々の笑顔や交流の様子、そして花苗植えを通して育まれる地域とのつながり。
プロジェクトのデザインを担当したLANDMARKの川村が当日の風景をレポートします!







会場に到着すると、まず目に飛び込んできたのは、多くの人でにぎわう歩行者天国の風景でした。
「Summer Festival Hokoten」は、大阪大学・箕面市と共に、新しく生まれ変わる箕面船場エリアを盛り上げるために始まったイベントです。
当日は、団地組合員による物販テントが立ち並び、キッチンカーには多くの人が列をつくっていました。ステージでは大阪大学のダンスチームによるパフォーマンスをはじめ、さまざまなプログラムが開催され、子どもから大人まで思い思いに楽しむ姿が印象的でした。
地域で暮らす人、このまちで働く人、そして初めて訪れた人。それぞれが自然と同じ空間を楽しみ、箕面船場の新しい日常を感じられる一日の始まりです。





「Summer Festival Hokoten」のスタートとともに、GreenWeavingプロジェクトもいよいよ始動しました。
プロジェクトスタッフは、オリジナルTシャツに身を包み、期待と少しの緊張を胸に会場へ。それぞれが、この日のメインプログラムのひとつである「ComGardenミモザ」での花苗植えイベントに向けて準備を進めます。
「ComGardenミモザ」とは、GreenWeavingプロジェクトの一環として、箕面船場エリアに新たにオープンする公園です。

会場では、大阪船場繊維卸商団地協同組合の皆さんが青い法被姿で来場者を迎え、お祭りらしい活気ある雰囲気に。会場全体が一体となってイベントをつくり上げている様子が印象的でした。




13:00から始まる花苗植えイベントに向けて、チラシを配布したり、来場者へお声がけをしたりしながら交流を深めます。
「どんなイベントなんですか?」
「一緒に植えてもいいんですか?」
そんな会話が自然と生まれ、地域の方やイベントに訪れた方とのつながりが少しずつ広がっていきました。
花を植える前から、人と人とのつながりが芽生え始めていました。





GreenWeaving委員長の武村さん

「大阪船場繊維卸商団地協同組合が中心となって、長い時間をかけて、このまちの未来について考え、準備を重ねてきました。その想いのひとつが、GreenWeavingプロジェクトです。いよいよこの日から、その活動がスタートします。緑をきっかけに、このまちで暮らす人や働く人はもちろん、まちの外から訪れる人ともつながっていけることを楽しみにしています。プロジェクトの活動を通して、学生の皆さんや地域で働く方々、住民の皆さんなど、多くの方にGreenWeavingへ参加していただけたら嬉しいです。」

そう話す武村さんの表情からは、これから始まるプロジェクトへの期待と、このまちへの大きな想いが伝わってきました。




GreenWeavingみどり見守り隊・隊長井田さん

GreenWeavingプロジェクトの活動を支える「みどり見守り隊」の隊長・井田さんにもお話を伺いました。
「みどり見守り隊」は、GreenWeavingプロジェクトの一環として、箕面船場エリアに増えていく花壇や公園の植物を手入れし、育てていくコミュニティです。地域に関わる方であれば、どなたでも参加することができます。

井田さんは、この活動への想いを次のように話してくださいました。
「緑が増えることで、心が癒やされたり、暮らしが豊かになったりすることがあると思っています。その魅力をたくさんの人に感じてもらい、この活動のことも知っていただけたら嬉しいです。」

穏やかに言葉を紡ぐ姿からは、植物への深い愛情と、このまちへの温かな想いが伝わってきました。

みどり見守り隊は、週に1回、箕面船場エリアを巡りながら植物の手入れや見守り活動を行っています。もし活動中のメンバーを見かけた際は、ぜひ気軽に声をかけてみてください。




GreenWeavingメンバー岩知道さん

大阪船場繊維卸商団地協同組合の組合員であり、GreenWeavingプロジェクトの植栽計画や「ComGardenミモザ」の設計を手がけた、ガーデンラボの岩知道さんにもお話を伺いました。

「いよいよプロジェクトが始動できたことを嬉しく思います。ただ、まだまだ道半ばです。本当の意味で大切なのは、これから継続してメンテナンスしていけるかどうか。植えただけで手入れをしなければ、荒れ地になってしまいます。だからこそ、『みどり見守り隊』の皆さんと一緒に、緑を育て、見守り続けていくことが重要だと思っています。」
プロジェクトのゴールは、公園を完成させることではなく、その先も地域のみんなで緑を育て続けること。岩知道さんの言葉からは、GreenWeavingが目指す「育てるまちづくり」への想いが伝わってきました。
なお、この日の花苗植えイベントで使用した色とりどりの花苗も、ガーデンラボの皆さんが一つひとつ用意してくださいました。イベントを彩る花々には、まちの未来への願いも込められていました。

来場された多くの方にGreenWeavingプロジェクトについてお話しし、当日オープンする「ComGardenミモザ」で開催される花苗植えイベントのご案内をしているうちに、時間はあっという間に過ぎていきました。
たくさんの方との会話を重ねるなかで、イベントへの期待も少しずつ高まり、気づけば花苗植えイベントの開始まであと少しです。










「ComGardenミモザ」のオープンの瞬間を、どれだけ多くの人と一緒に迎えられるだろう。
そんな期待と少しの緊張を胸に、プロジェクトメンバーは花苗を大切に抱えながら「ComGardenミモザ」へ向かいます。
いよいよ、この場所に新しいみどりが根付き、人と人がつながる時間の始まりです。

到着。


「ComGardenミモザ」に到着し、振り返るとそこにはたくさんの人の姿がありました。
「こんなにも多くの方が来てくださったんだ。」
その光景を目にした瞬間、プロジェクトメンバーの表情にも自然と笑顔がこぼれます。

GreenWeavingプロジェクトをきっかけに、人と人が出会い、言葉を交わし、新しいつながりが生まれていく。緑のある場所に自然と人が集まり、思い思いの時間を過ごす風景は、このプロジェクトが目指してきた姿そのものでした。
この景色を見ることができたことが、何より嬉しい瞬間でした。


ガーデンラボ 岩知道さんのご挨拶から花苗植えイベントはスタート。

「ComGardenミモザ」は、働く人や地域に暮らす人など、さまざまな人が自由に立ち寄り、思い思いの時間を過ごせる場所を目指してつくられました。
設計を担当した岩知道さんは、「誰もが気軽に利用できる公園であることが、一番の目的です」と話します。
決して大きな公園ではありませんが、一歩足を踏み入れると、驚くほど多くの植物が迎えてくれます。季節ごとにさまざまな表情を楽しめるよう、多種多様な植物が植えられており、訪れる人が自然と緑に触れられる空間になっていました。

なかでも、この公園のシンボルとなっているのが、名前の由来にもなったミモザです。
実は箕面は、明治時代からミモザの栽培が行われてきた関西でも有数の産地。地域の歴史や文化にゆかりのある植物として、この場所にもミモザが選ばれました。
しかし、ミモザは枝が大きく成長するため、定期的な剪定や手入れが欠かせません。そのため、小規模な公園では管理の難しさから選ばれることは珍しい植物なのだそうです。
それでもGreenWeavingプロジェクトは、ミモザを植えることを選びました。
その理由は、このプロジェクトが「植えて終わり」の活動ではないからです。
この場所を育て続ける中心となるのが、地域のみんなで緑を見守るコミュニティ「みどり見守り隊」。日々の水やりや枝の剪定などを通して、公園をみんなで育てていく仕組みがあるからこそ、ミモザをシンボルツリーにするという提案が実現しました。

GreenWeavingが目指しているのは、緑を増やすことだけではありません。
人が関わり続けることで、緑も、まちも、そして人とのつながりも育っていく。そんな未来を、この「ComGardenミモザ」から描こうとしています。






スコップで穴を掘り、花を植えて行きました。


LANDMARK川村も一緒に植えさせていただきました!

「普段、土に触れる機会がほとんどないので、とても貴重な体験でした。ひんやりとした土の感触が気持ちよくて、植物や土そのものから癒やしをもらえた気がします。」
日常ではなかなか触れることのない土の感触や植物のぬくもりを感じる時間は、公園に花を植えるだけではない、このイベントならではの体験となっていました。





今回のレポートを通して、GreenWeavingプロジェクトや「みどり見守り隊」の活動に少しでも興味を持っていただけたら嬉しく思います。

参加するきっかけは、どんな理由でも大歓迎です。みどりを育てることは、まちを育てること。そして、人とのつながりを育てることにもつながります。

ぜひ一緒に、GreenWeavingの活動に参加してみませんか。
ご興味をお持ちいただけた方は、お気軽にお問い合わせください。